20~30年代のウールスウェットの着こなし
汗をかく季節に、さらっと着るスウェットも良いですが、実は寒い季節にもスウェットはぴったりのアイテムです。

寒いときのスウェットの着こなしアイデアと、季節感のあるヴィンテージスウェットを紹介します。

寒いときのスウェットの着こなし

スウェットのフリース裏毛
フリースの裏毛で、できるだけ生地の厚いスウェットを選んで着ることが、スウェットをあたたかく着る基本です。

そのほかの寒さ対策として、首もとにポイントをおいてスウェットを着こなすとあたたかくなります。

クルーネックスウェット×ハイネックインナー

クルーネックスウェットとハイネックインナーの着こなし
スウェットのスタンダードなデザインはクルーネックです。クルーネックのスウェットには、ハイネックのインナーを中に合わせます。

スウェットとインナーの色の組み合わせで、いつもと違ったレイヤードスタイルがきまります。

ハイネックヴィンテージスウェット

ハイネックヴィンテージスウェット
1900年代前半に作られていた初期のヴィンテージスウェットは、もともと首もとが詰まったデザインでした。通常のクルーネックより、首もとのリブが長めに作られています。

ハイネックのヴィンテージスウェットも、数は少ないですが存在しています。
ハイネックスウェットは人気があり、ヴィンテージレプリカが新しく作られ続けています。

襟付きヴィンテージスウェット

ヘチマヴィンテージスウェット
襟付きのヴィンテージスウェットもあります。ジッパー付きの、ポロシャツのようなスウェットや、ショールカラーのスウェットです。

ショールカラーのスウェットは人気があり、ヘチマスウェットと呼ばれています。襟元にボリュームがあり、セーターのようなデザインです。

レアなヴィンテージスウェット

貴重なヴィンテージスウェットのなかには、冬の寒い季節にぴったりな特別アイテムがあります。

ウールスウェット

毛皮とウールスウェットの着こなし
スウェットはそもそもウール素材でできたスポーツウェアを、コットン素材にしたことで誕生しました。

スウェットがウールからコットンに移り変わる過渡期(20~30年代)につくられていたのが、ウールスウェットです。ウールジャージーともいわれます。

スポーツユニフォーム用に作られていたのが、デザインからもわかります。スウェットとセーターの中間に位置するレアアイテムです。

雪柄スウェット

雪柄スウェットと後付けパーカー
雪柄スウェットは、ノルディックセーターのようなデザインです。

雪柄スウェットとは、首元から半円状に雪のような幾何学模様がプリントされたヴィンテージスウェットです。

プルオーバータイプだけではなく、襟付きハーフジッパー、フルジッパーカーディガンなど、タイプがいくつかあります。

後付けパーカー&ダブルフェイススウェット

後付けダブルフェイススウェット
スウェットにフードの付いたパーカーは、寒冷地用に作られたものでした。フードもポケットも寒さ対策として付けられたパーツです。

プルオーバースウェットに後からフードを付けただけのものが、最初期のパーカーです。
このタイプは後付けパーカーと呼ばれ、レアで特に人気の高いヴィンテージアイテムです。

初期の後付けパーカーはもう一つ、あたたかくするために生地が二重になっていることが特徴です。これをダブルフェイスといいます。
裏地は表と同じスウェット生地のタイプと、サーマル生地を使ったものがあるようです。

かつてはウィンタースポーツ用に着られていた、冬にぴったりのヴィンテージスウェットです。