FOLKTALE Ltdについて
古着になじむ、線画スウェットと白T
FOLKTALE は、
古着のスウェットや白いTシャツが並ぶワードローブの中に
自然に混ざり込むスウェットと白Tをつくる、小さな制作プロジェクトです。

モチーフは、人物や動物、記号的なイメージなど、
古着のグラフィックに通じる題材を中心に選びます。
色は、ヘザーグレーやホワイトなどのメリヤス地に、
黒一色の線画プリントを基本としています。
設計の軸は、「線」「レイアウト」「メリヤス」「経年」の四つです。
線の太さや密度、図版の配置、ボディの地の色や厚み、
洗濯や着用を重ねたときの変化までを含めて、一枚の絵として組み立てています。

制作の背景として、1960年代のロサンゼルス郊外にある
架空の街「EDENDALE」という設定を置いています。
その街で暮らす一人の青年がガレージでプリントを作っていると仮定し、
モチーフやレイアウト、写真の雰囲気を決めています。

こうした考え方や検証の過程は、JOURNAL に記録しています。
PRINT STUDY では一枚ごとの検証結果を、
STUDY / NOTE では線とメリヤスに関する考察を、
PRINT LOG では制作とテストの記録を扱います。
FOLKTALE の服は、
いま着るための一枚としてつくられています。
洗濯や着用を重ねたときの線とメリヤスの変化も、
あらかじめ設計の範囲に含めています。