黒Tで透明グラデーションを使うときの注意点
画面では自然に見えるフェードでも、黒Tでは白や境目の出方が変わることがあります。
ここでは、使ってはいけないという話ではなく、どこを先に見ればよいか、どんな見え方になりやすいかを整理します。
変わりやすいのは、白と境目の流れです
透明グラデーションは、黒Tにした瞬間に急に悪くなるというより、画面で見えていたやわらかさが別の形で出やすいのが難しいところです。
白が少し目立ったり、境目の流れが思ったより強く見えたりすることがあります。
ここで見たいのは、使えるか使えないかではなく、どこが変わりやすいかです。
この見方に変えるだけで、発注前の判断はかなりしやすくなります。
先に見るべきは、抜け方と全体の軽さです
とくに、先に見たいのは次の3つです。
- 光の抜け方
- 境目のなめらかさ
- 全体の軽さ
ここが変わると、同じ絵でも印象がかなり変わります。
急に白が立つか。
面が重く見えるか。
フェードが自然に流れて見えるか。
この3点を見ると、透明グラデーションをそのまま使うか、別の形に整えるかを判断しやすくなります。
網点は、フェードの流れを残しやすくする手段です
網点に変える意味は、フェードを別の見せ方に置き換えることです。
点の集まりとして整理すると、黒地でも流れを残しやすくなり、見た目が急に重くなるのを避けやすくなります。
ここで目指したいのは、グラデーションを消すことではありません。
黒Tの上でも、光の流れや抜け感が見やすい形に整えることです。
発注前は、3つを並べて見ます
透明グラデーションを含む絵は、次の3つを並べて見ると判断しやすくなります。
- 透明のままの見え方
- 黒地想定の見え方
- 網点に変えたあとの見え方
文章で考えるより、前後差を見る方が早い場面が多いです。
気になるのは、使えるかどうかより、どの形がいちばん自然に見えるかです。
終わりに
透明グラデーションは、黒Tで使えないわけではありません。
ただし、白、境目、抜け方は変わりやすいので、そのまま進める前に見ておく価値があります。
黒地想定と網点版を並べると、どの方向が自分の絵に合っているかが見えやすくなります。