Photoshopで作る網点の限界とコスト
Photoshopで網点そのものは作れます。
ですが、黒T向けに見え方まで整えようとすると、作れることと、商品として気持ちよく見えることは別だと分かってきます。
さらに、仕上がりを詰めるほど時間も判断回数も増えていきます。
この記事では、Photoshopを否定するのではなく、どこで技術・時間・コストの限界が出やすいかを整理します。
作れることと、黒Tで良く見えることは別です
Photoshopは強力ですが、黒T向けの網点づくりでは、手元で見えている点の良さと、実際に黒地で立つ見え方がずれやすい場面があります。
限界が出やすいのは、次のようなところです。
- やわらかい陰影
- 抜けのある境目
- 黒になじませたい光
- 細かい調子の流れ
画面では気持ちよく見えても、黒Tに載せたときには面が重く見えたり、白が目立ちすぎたり、密度が硬く見えたりすることがあります。
時間が増えるほど、判断もぶれやすくなる
Photoshopでは一枚の絵として整えやすい反面、黒Tの上で必要になる抜け・なじみ・奥行きを前提に再構成するには、どうしても手作業の限界が出てきます。
細かく詰めるほど時間がかかり、毎回の判断もぶれやすくなります。
ここで無視できないのがコストです。
- 版下づくりの時間
- 比較確認の時間
- 修正と再出力の回数
- サンプル確認まで含めた負担
技術で解ける問題でも、運用としては割に合わなくなる場面があります。
コストの重さは、絵を作る時間を削ります
この論点は、効率の話だけではありません。
版下づくりに時間がかかりすぎると、本来使いたい制作時間が削られていきます。
つまり、Photoshopの限界は機能の限界だけでなく、自分の時間配分の限界でもあります。
ここを見ないまま進めると、毎回の網点づくりが重くなり、継続しにくくなります。
どこから助けを借りるべきかを知る
大事なのは、Photoshopで作るかどうかではなく、どこから先が比較や変換の助けを借りた方がよいかを知ることです。
手作業の価値を否定するのではなく、限界を前後比較で見えるようにする。
その位置づけで読むと、この論点はかなり実用的になります。
終わりに
Photoshopは十分に使える道具です。
ただし、黒Tで気持ちよく見える網点版を毎回手作業で詰めることには、技術だけでなく時間と運用の限界があります。
手作業版と変換後を並べると、どこで負担が増えていたのかが見えやすくなります。